平成21年度 第1回 環境保全・共生科学技術研究会 開催報告
- 開催日時:6月18日(木)
- 会場:
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6月18日(木)、「平成21年度第1回 環境保全・共生科学技術研究会」を開催しました。
今回は、『安全・安心な地域づくりとロハス工学の展開』をメインテーマに、本県におけるグリーンニューディール政策を含めた環境施策の方向性と、地域の安全・安心な暮らしを支えるための民産学官連携による自立共生社会の構築及び防災力向上を目指した取り組みを紹介して、今後の展望を探りました。
〔コーディネーター〕
・日本大学工学部 土木工学科 教授 長林久夫 氏
〔テーマ1〕「地域コミュニティとグリーンニューディール政策の展開」
・福島県生活環境部次長 鈴木 徹 氏
福島県内のNPOなどが関わっているコミュニティレベルでの環境活動事例を紹
介しつつ、環境ネットワーク社会の構築に向けた県の環境施策の現状と国のグリー
ンニューディール政策を踏まえた今後の施策展開の方向性について説明しました。
〔テーマ2〕「持続可能な自立共生社会構築のためのロハスの家」
・日本大学工学部 機械工学科 教授 加藤康司 氏
日本大学工学部のキャンパスに設置された「ロハスの家」は太陽光と風力及び地
中熱のみにより家の冷暖房と照明に必要なエネルギーをまかなえることを実証しよ
うとするものですが、その「ロハスの家」の紹介をとおして、自立共生社会構築の手
法を提言しました。
〔テーマ3〕安全・安心な地域を守る環境防災情報の収集・公開のシステムの開発
・日本大学工学部 情報工学科 教授 竹中豊文 氏
・日本大学工学部 情報工学科 准教授 加瀬澤正 氏
・日本大学工学部 情報工学科 准教授 成田祐一 氏
・日本大学工学部 電気電子工学科 准教授 渡邊博之 氏
災害に対する住民意識および災害時の防災活動と情報伝達の評価をもとに、防災
力向上のための情報伝達・説明技術、広域環境情報の表示・表現技術に関する研究
やインターネットによる環境・防災・保全情報の戦略的な収集・伝達方法の研究の
成果を発表しました。
*各講師発表後、日本大学工学部の長林教授をコーディネーターとして、質疑応答を行いました。