- 事業方針
本会は、会員相互の技術、情報などの交流と幅広い研究を通して新技術、新商品、新事業の開発および新市場の開拓等を促進するとともに、生産販売面での相互協力を促進し、会員企業の成長発展と地域産業の振興に貢献することを目的として、各種事業を展開しているところである。
平成21年度においては、IT技術革命により急速に進展するブロードバンド化や少子高齢化の本格化、地球温暖化やリサイクルなどの環境問題の深刻化、経済のグローバル化など社会を取り巻く大きな構造変化に対応し、全会員が責任を持って月例会企画策定に参画することにより、真に魅力ある月例会を開催し、所期の目的実現を図るものとする。
具体的には、高付加価値の創造を目指す新商品の開発、環境や人にやさしい省(新)エネルギー技術や新素材の開発、ユニバーサルデザインに配慮したものづくり、戦略的アライアンスの形成、IT技術を積極的に活用したビジネスの拡大、知的財産を活用した産業創出(ブランド化)などの実現を図るため、視察・研究会・研修会・情報交換会などを実施する。
また、郡山地域テクノポリスものづくりインキュベーションセンターの利活用も視野に入れた取組みについても検討するものとする。
- 例会事業
(1)会員の相互交流事業
・本年も会員発表の場を設け(情報発信)、積極的に情報を提供するとともに、会員相互において、技術、マーケティング、業界動向等の情報交換を行うものとし、また会員事業所の視察見学会を実施する。
(2)宿泊研修事業
・技術もしくは経営面での経験豊かな講師を招いての宿泊研修により、新製品開発、新分野進出等について研修するとともに、会員相互の一層の交流を図る。
(3)新製品・商品の開発戦略並びに販売戦略をテーマとする講演会、研修会事業
・付加価値の高い新製品、商品等の開発を強く指向する大学、研究機関の教授、研究員や製品開発実績のある企業実務者を招き、新製品開発の技法や販売戦略にいたるまでの経過についての講演会、研究会を開催し、新製品開発、新分野進出という具体的成果に向けての取り組み、活動を行う。また、知的財産についての理解を深め、その資源を活用したブランド品の創出を図る。講演会、研修会は一般にも広く公開し、多くの参加者を募ることにより、新規会員の募集にもつなげるものとする。
(4)視察研修事業
・先進的な企業の工場や試験・研究機関等の見学会を、テクノ圏域及び県内企業にとどまらず、近県にも範囲を広げ、実施する。
(5)産学官連携事業
・シーズ発掘のため、日本大学工学部、郡山女子大学等の産業界との連携を重視する教授、準教授等の教員との交流会を開催し、意見交換を行うとともに、(財)郡山地域テクノポリス推進機構が支援する産学官連携による3つの研究会の事業や他機関等が実施する産学官交流会などへも積極的に参加する。
(6)アライアンス活動への積極的な参加
・郡山地域企業の研究開発・受発注活動の効率的展開を図ることを目的に設立された「郡山テクノポリス地域戦略的アライアンス形成会議」が主催する事業に積極的に参加する。
(7)ビッグパレットふくしま利活用の促進
・人、モノ、情報の交流拠点として整備されたビッグパレットふくしまを会場として開催される産業振興を目的としたイベントへ積極的に参加する。
(8)他地域異業種交流クラブとの交流
・県の内外を問わず、新事業創出に向けて活動を行っている「異業種交流クラブ」との交流を深める。
- 分科会活動事業
会員より寄せられた提案、情報に基づき、会として取り組み可能なテーマを取り上げ、関心を寄せる会員により分科会を発足させ、新規事業としての実現可能性を調査、研究する。 この分科会活動実績については、逐次例会にて報告するものとする。
○ 平成21年度の最重点事業
- 今後成長が見込まれる次の分野の研究をする。
- 環境分野:21世紀の課題でもある地球環境問題の解決や循環型社会の構築が必要であり、地球や人にやさしい技術や新素材の開発を研究する。
- ユニバーサルデザイン:標準化がすすむユニバーサルデザインに配慮したものづくりについて研究する。
- 知的財産の活用:知的財産を活用した産業創出(ブランド化)に向けた研究をする。
- 商品開発(自由参加)
・こんなモノをつくりたい、こんな研究をしたいなど、各会員の持つ個別テーマが例会で提案された場合、会員相互の情報交換などを通してその実現を図る。
・必要に応じて、分科会を開催する。
- 新規会員を募る
・真に魅力ある例会等事業を企画、実施するとともに、圏域に所在する様々な業種の企業等に対しアドホック研究会を広くPRし、積極的に新規会員の募集を行う。
→ アドホック研究会会員名簿
→ H19年度事業実績
→ H20年度事業計画
→ H20年度事業実績
→ H21年度事業計画